劇的な変化なければ利上げに説得力 アトランタ連銀総裁 

 アトランタ連邦準備銀行のロックハート総裁は2日、フロリダ州フォートローダーデールで講演し、緩やかな経済成長の継続が見込まれることなどから「経済の見方や見通しを劇的に変えるような情報がなければ、利上げには説得力がある」と述べ、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げを決める「歴史的なものになる可能性がある」との見方を示した。ただ、「FOMCがどうするのかを予想することはしない」とした。

 総裁は、米経済に関し「緩やかな成長が持続可能だ」と分析。また、FOMCが利上げの条件とする「労働市場のさらなる改善」も達成されており、米労働市場は最大雇用の状態に近いとした。賃金上昇など雇用が引き締まっていることを示す兆しが現れる可能性があるとも指摘した。

 物価は引き続き目標とする2%を下回っているが、物価抑制要因の大半は一時的なものだとの見方を支持するとした。(共同)

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