死刑執行、中国が突出 12年のアムネスティ報告
- 2013年4月10日
- 世界のニュース
【共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は10日、2012年の世界の死刑に関する報告書を発表、中国の死刑執行数が世界で突出しており、数千人に上る可能性があると指摘した。ただ「信頼に足る情報が公開されていない」として、中国の具体的な死刑執行数は報告書に記載していない。
報告書は、中国の国営メディアが「死刑をめぐる社会的議論を喚起するのに必要な情報を伝えていない」と批判。公正を欠いた裁判の結果、死刑が科されている例もあるとして、中国の司法制度の不備も指摘した。
報告書によると、中国を除く20カ国・地域では昨年、少なくとも計682人の死刑が執行され、11年とほぼ同じ規模だった。
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