イラクで障害児が増加 米兵器原因か、人権団体
- 2013年4月18日
- 世界のニュース
【共同】日本の人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」は18日、2003年に始まったイラク戦争後、同国中部ファルージャで生まれつき体に障害のある子どもが増加しているとする報告書を発表した。原因として、米軍などが使った劣化ウラン弾や兵器用の重金属に含まれる汚染物質が疑われるとの専門家の見方を示した。
ファルージャはイラクが米軍主導の占領統治下にあった時期を含めて米軍などが激しく攻撃した地域。同団体は今年1月上旬から約1カ月間、地元の総合病院で医師や家族から聞き取りした。
報告書によると、03年以降、この病院で生まれた子どものうち約15%は肢体が不自由で、同団体は通常より数倍多いと指摘。今回の調査期間中だけでも無脳症のほか、両脚が外側に曲がった赤ちゃんが生まれた。臓器の一部がない場合など、出生時には確認できない症状も多いという。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ