アメリカ人が「I don’t understand」の代わりに使う5つの表現
- 2020年2月1日
日本語の「意味わかんないだけど」は、勉強をしている内容が難し過ぎて理解できない時でも、相手の言いたいことがよくわからない時でも使える、便利なフレーズですが、英語では、状況に合わせてフレーズを使い分けることで、微妙なニュアンスの違いを相手に伝えています。今回は、4つのシチュエーションで使えるフレーズをご紹介します。
1) I don’t get it
→「(言っていることが)よく分からない」
この表現は、相手の言いたい事が分からなかったり、意図が理解できない時に「I don’t understand」の代わりに使えるフレーズです。但し、英語が聞き取れなかったり、理解できない時には使えませんので気をつけましょう。ちなみに相手の言っていることを理解していると言う際は肯定文の「I get it」で表現できます。
✔︎ポイントは“ 意味”や“意図”を理解できないこと。
・I don’t get why he doesn’t find a part-time job.(彼がなぜアルバイトをしないのか理解できません。)
・Do you get what he’s saying? It sounds like he’s contradicting himself.(彼が何を言っているのか分かりますか。矛盾しているように聞こえるのですが。)
2) You’ve lost me
→「話についていけません」
この表現を直訳すると「あなたは私を失った」、つまり「あなたは会話の途中で私と言う聞き手を失った」という意味になり、話の内容が難しすぎたり、自分の知らない分野について説明されたりして内容が理解できないことを伝える日常フレーズです。話の途中で前後の関係が理解できず、相手の話についていけない状況でも使われます。
✔︎アメリカ人はHaveの部分を省き「You lost me」と表現することもよくある。
✔︎「You’ve lost me at _____.」で「〜のところで分からなくなりました」。
✔︎I’m not following youも「話についていけません」を意味する言い換え表現。
・You lost me at the grammar part. What is an auxiliary verb?(文法のところで分からなくなりました。助動詞ってなんですか?)
・I’m afraid I’m not following you. How are you planning on making money?(話が見えません。どのように収益を生み出すのですか?)
3) It/That doesn’t make sense
→「筋が通っていない / 意味不明」
相手の話が矛盾をしていたり、筋が通っていなかったり、理屈がおかしいなど、話が通じない状況で使われる表現です。逆に理にかなっていたり、分からなかった事が明らかになったり納得できたりした際は、肯定文の「It/That makes sense」で表現することができます。
✔︎It/That makes no senseとも言う。
・What he’s saying doesn’t make sense.(彼が言っていることは筋が通っていません。)
・To me, it makes no sense to spend that much money on a watch.(私からすると、腕時計にそんな大金を費やすのは理解ができない。)
4) That went over my head
→「全然理解できない / ちんぷんかんぷん」
直訳は「頭を超える」を意味し、話の内容が全く分からないを表します。この表現は相手の言っていることに限らず、学校などで勉強している内容があまりにも難しく理解できない状況でも使えます。またアメリカでは、冗談を真剣に受け止めたり、困惑した顔で明らかに冗談だと理解していない人に対し、このフレーズを使って「That went way over your head」と表現することがよくあります。
✔︎「〜が全然理解できませんでした」は「_____ went over my head.」
✔︎「You’ve lost me」と組み合わせて使われることもある。
・The lecture today went over my head.(今日の講義は難しすぎて、ちんぷんかんぷんだった。)
・I was being sarcastic. That joke totally went over your head.(皮肉めいて言ったんだよ。今の冗談全然理解してないね。)
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