即時帰国へ協力訴え 米で拉致問題シンポ
- 2013年5月3日
- アメリカ発ニュース
【共同】北朝鮮による拉致問題の解決を訴えるため、日本政府が主催する米国で初めてのシンポジウムが2日、首都ワシントンで開かれた。被害者家族が拉致された肉親の写真を掲げ、即時帰国へ国際社会に協力を呼び掛けた。
妹の田口八重子さん=失踪当時(22)=を拉致された家族会代表の飯塚繁雄さん(74)は、八重子さんの写真を手に「『お兄ちゃん、早く助けて』と(私を)見つめている。この顔を見るたびにつらい」と帰国を待ちわびる家族の心情を代弁した。
家族会事務局長の増元照明さん(57)は被害者らの高齢化に危機感を示し「1人でも早く取り戻し、(家族との)再会を実現させなければならない」と力説。「国際社会の協力が必要だ」と訴えた。
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