最終処分場選定法が成立 ドイツ、計画やり直し

 【共同】ドイツ連邦参議院(上院)は5日、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設地の選定をやり直し、2031年末までに決めることを定めた法案を賛成多数で可決した。既に連邦議会(下院)を通過しており、これにより法案は成立した。

 東京電力福島第1原発事故を受け、ドイツは22年末までの脱原発を決めたが、最終処分場の建設地は未定。北部ゴアレーベンが唯一の候補地だったが、地元で大規模な反対運動が繰り返されてきた。これまでの計画を白紙に戻し、他に適した場所がないか調査する。

 ただゴアレーベンも引き続き調査対象に含まれており、建設地に選ばれる可能性が残っている。

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