半導体業界、来年は支出増加へ〜アプライド・マテリアルズ予想
- 2013年7月10日
- 米国ビジネス
半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズは、携帯通信端末の部品需要の上昇に合わせて半導体メーカーが生産を拡大するため、2014年は業界の支出が増えるとの予測を発表した。マイク・スプリンター最高経営責任者(CEO)が8日、サンフランシスコでのアナリスト会合で述べた。
ブルームバーグ・ニュースによると、スプリンターCEOは「スマートフォン販売の競争激化で、最新部品やその製造装置の改良需要が促進されている」と話した。アプライド・マテリアルズは、半導体や薄型ディスプレイ製造装置の販売最大手。半導体メーカーは将来の販売を見込んで機材を発注するため、同社の業績は電子機器業界の全体的な需要の先行指標として重視されている。
スプリンター氏は「すべて携帯端末にかかっている。(同社の装置を使う)ファウンドリー(チップ生産工場)やNAND型フラッシュメモリー業者は支出を増やすはず」と述べた。
アプライド・マテリアルズの13年第2四半期決算は、売上高が前年同期比22%減の19億7000万ドルだった。13年の半導体製造装置市場について、同社は270〜300億ドルと予想している。
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