FRB議長の証人出廷認める AIG救済めぐり連邦請求裁
- 2013年7月29日
- アメリカ発ニュース
【共同】2008年9月の保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の政府救済で、保有株の価値が著しく希薄化し損害を被ったとして、AIGのグリーンバーグ元最高経営責任者(CEO)側が、米政府を訴えた訴訟で連邦請求裁判所は29日、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の証人出廷を認める決定をした。米メディアが伝えた。 バーナンキ議長の出廷の日程は、裁判所とグリーンバーグ元CEO側は8月16日で一致しているが、FRB側の意向でまだ流動的だという。
この日の決定に際し、連邦請求裁判所のウィーラー判事はAIG救済においてバーナンキ議長は「中心的な人物」であり「重要な証人」だと指摘。「このような政府の重要な政策決定者の証言を得ないで、巨額の請求を判断できない」と述べた。これに対しFRB、グリーンバーグ元CEOのいずれの側もコメントをしていない。
訴訟を起こしているのは、グリーンバーグ元CEOが経営する企業。かつてAIGに12%出資していた株主で、連邦政府がAIG救済時に株主を不当に扱ったとして損害賠償を求めている。
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