経済の好転示す数字を見たい セントルイス連銀総裁

 【共同】セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は2日、マサチューセッツ州ボストンで講演後の質疑応答で「経済は好転しつつあると思う」としつつ「(実績を示す)数字を見たい。経済の見通しを根拠にはしたくない」と述べ、景気回復が力強さを増していることを確認した上で、量的緩和第3弾(QE3)の規模を縮小するかどうか決定すべきだとの立場を明らかにした。ロイター通信が伝えた。

 総裁は「企業部門が実際かなり良好な状態にあり、米経済にはかなりの潜在成長力があると本当に思う」と指摘。米国は、経済に力強さがない欧州や成長が鈍化しつつある新興国とは隔たった「安定した島国」だと述べた。

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