2000万人がヒ素汚染の懸念 中国の飲用水、当局批判も
- 2013年8月28日
- 世界のニュース
【共同】中国で2000万人近くがヒ素に汚染された地下水を飲んでいる可能性があるとの研究結果が28日までに米科学誌サイエンスに発表され、中国国内で波紋が広がっている。
衛生当局は、飲用水の安全性を強調。官製メディアも影響の大きさを考慮して自粛したのか、ほとんどこの問題を報道しておらず、ネット上では「真相を隠しているのではないか」との批判が出ている。
研究は中国人とスイス人の研究者グループが実施。中国の衛生当局が2001年から05年にかけて約44万5000カ所の井戸を対象に行ったヒ素の含有量の調査結果を基に、地質や人口などのデータなどを計算式に入れて、中国全土のヒ素汚染を推計した。
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