固定された日程や予定ない バーナンキFRB議長
- 2013年9月18日
- アメリカ発ニュース
【共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は18日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の終了後にワシントン市内のFRB本部で記者会見し、米長期国債と住宅ローン担保証券(MBS)の追加購入による量的緩和第3弾(QE3)の今後について「固定された日程や予定はまったくない」と述べ、景気回復と雇用改善が見通しに従うかどうか確信を得るまで待つ考えを強調した。
議長は、FOMCの内部で会合ごとに議長会見を実施するべきだとの議論があることに言及。その上で「どの会合であるかにかかわらず、どのような政策決定もなし得る」と述べ、議長会見が予定されていない次回の10月末の会合でも量的緩和縮小に踏み切る可能性があることを示唆した。
議長は連邦政府の閉鎖や債務上限の引き上げ失敗が起きれば「金融市場と経済にとって極めて重大な結果」をもたらす可能性があると警告。経済見通しの下振れ要因だと説明した。現実に経済成長を鈍化させるような事態になれば、金融政策を決定する上で「考慮に入れなければならないだろう」と述べた。その上で「このような衝撃を補う能力」は限られているとして、議会に対して早急な行動を求めた。
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