銃規制論議高まらず 法制化機運失う

 【共同】12人が殺害された首都ワシントンの海軍工廠乱射事件を受け、米国内で銃規制に目を向けるべきだとの声が再び上がり始めた。しかしオバマ大統領が全力で推進した銃規制法案は、4月に上院で否決されたばかり。銃規制法制化への機運は失われており、議論も盛り上がりを欠いている。

 コネティカット州の小学校で、児童ら26人が死亡した乱射事件が起きたのは9カ月前。「その後全てが変わると思われたが、政治家は何も変わらなかった。新たな虐殺、新たな葬列。何度も、何度も、何度も」

 17日付のワシントン・ポスト紙は、痛ましい事件が一向に銃規制に結びつかない現状にいらだちと憂いを表す社説を掲載した。

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