ノーベル平和賞 前例なき挑戦を後押し 化学兵器廃絶へ着実な成果

 【共同】化学兵器禁止機関(OPCW)に対する11日のノーベル平和賞授与決定は、内戦下のシリアで化学兵器を迅速に全廃するという前例のない課題に挑み始めた国際機関を後押しするとともに、化学兵器廃絶の機運を高める狙いがある。

 未完の目標に向かう歩みを支援する点では「核兵器なき世界」の実現を訴えたオバマ米大統領への2009年の授賞と重なり合う。一方でOPCWは、核兵器よりも長い歴史を持つ化学兵器の廃絶に向けた人類の願いの結晶で、具体的な成果を着実に積み重ねてきた。

 歴史上、化学兵器が初めて大規模に使われたのは第1次大戦だ。しかし化学兵器の源は、古代ギリシャで使われた硫黄の煙などにまでさかのぼるとされる。

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