2億人に健康リスク 世界10大汚染地点を公表

 【共同】国際的な環境保護団体ブラックスミス研究所(本部ニューヨーク)などは12日までに、旧ソ連チェルノブイリ原発事故の放射性物質による汚染が続くウクライナのチェルノブイリなど、有害物質による環境汚染が最も深刻な世界の10地点を選定、公表した。途上国を中心に推定2億人以上が健康リスクにさらされているとも指摘、状況改善を急ぐよう求めている。

 低中所得国を対象に選んだことなどから東京電力福島第1原発事故によって放射線量が高くなった地域は10地点に含まれなかったが、報告書は特記事項として「発生から2年以上たった現在も、周辺や太平洋への放射性物質漏れが続いている」と指摘した。

 10地点はチェルノブイリのほか、冷戦期に化学兵器生産基地だったロシアのジェルジンスク、子どもの鉛中毒が深刻なアフリカ南部ザンビアのカブウェなど。地域別ではアフリカ3、旧ソ連3、アジア3、南米1。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る