金融刺激で心配する理由ない ミネアポリス連銀総裁
- 2013年11月12日
- アメリカ発ニュース
【共同】ミネアポリス連邦準備銀行のコチャラコタ総裁は12日、ミネソタ州セントポールで講演後の質疑応答で「インフレ率は歴史的水準あるいはインフレ目標の年間2%からみて極めて低くとどまっており、金融刺激について心配する理由はまったくない」と述べ、金融緩和策の長期化が物価上昇につながる懸念はないとの認識を明らかにした。ロイター通信が伝えた。
総裁は「高価な商品に目が向いているのに、賃金が最近あまり上がっていないかもしれず、比較的わずかな物価上昇でも大きく感じるのだろう」と指摘した。一方で「インフレが抑制されているだけでなく、望ましい水準に比べて低ければ効果的な金融刺激をさらに提供する余地があると分別を持って語ることが非常に重要だ」と述べ、経済全体として物価上昇の必要性を考えるべきだとの見方を示した。
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