プライバシー保護国際法を ノーベル平和賞委員長

 【共同】ノーベル平和賞を選考するノルウェー・ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は、米英などによる個人情報収集活動を念頭に、プライバシー保護のための国際法が必要だ、との認識を明らかにした。ノルウェーの地元紙が20日、同氏へのインタビュー記事として伝えた。

 ヤーグラン氏は「ほとんどの国が自国民を保護する法律を持っているのに、他の国の国民に対しては盗聴し放題だ」と現状を疑問視。

 「いくつかの国は米国との間で互いの国民を保護する協定を個別に結びたがっているが、それでは第三国からの情報収集活動からは国民を守れない」と述べ、国際的な法律の必要性を訴えた。

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