EU加盟、通貨も維持 独立問うスコットランド

 【共同】英国からの独立の是非を問う住民投票を来年9月に実施する英スコットランド行政府は26日、独立した場合の国家像をまとめた報告書を発表、独立後も欧州連合(EU)に加盟し、通貨は英国と同じポンドを維持する方針だと明らかにした。

 報告書は一方で、北海油田からの収入の大半をスコットランドが手にし、税制改革などを通じて「より繁栄し公平な」社会になると強調。スコットランドに配備されている英国の核兵器は、独立後には保有しない方針も盛り込んだ。

 スコットランド行政府と英政府は、住民投票を来年9月18日に実施することで合意。賛成多数の場合、2016年3月の独立を見据えて手続きを進めるという。

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