月内にも洋上処理 米、シリア化学兵器廃棄
- 2013年12月6日
- アメリカ発ニュース
【共同】米国防総省当局者は5日、シリア化学兵器を洋上の船舶内で廃棄処理する計画について、今月後半に最初の試験処理に着手できるとの見解を明らかにした。化学兵器禁止機関(OPCW)が処理方針を正式決定すれば速やかに作業に入る方針だ。
当局者によると、米政府は運輸省海事局の大型船「ケイプ・レイ」を派遣。移動式の最新処理設備2基を積み込み、加水分解によって化学物質を中和処理して無害化させる。地中海に停泊して作業する案が有力とみられる。
洋上処理する化学物質には、マスタードガスや神経ガスのサリンに使用される物質が含まれるとしているが「実績のある技術だ。危険性は極めて低い」と強調した。
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