サイバーマンデー売上高、過去最高〜IBM調査
- 2013年12月5日
- アメリカ発ニュース
2日のサイバー・マンデー(感謝祭休暇明けの月曜日)のオンライン小売売上高が、前年比20.6%と大幅増を記録して過去最高に達したと、IBMデジタル・アナリティクス・ベンチマークが発表した。ただし金額は明らかにしていない。
ロサンゼルス・タイムズによると、オンライン購入が最も活発だった5都市は、ニューヨーク、ワシントンDC、ロサンゼルス、シカゴ、アトランタだった。平均客単価は1%減の128.77ドルで、ブラック・フライデー(感謝祭の翌日)の135.27ドルよりも少なかったが、売上高はブラック・フライデーを31.5%も上回り、感謝祭からサイバー・マンデーまでの5日間では16.5%増加した。
ウェブ分析会社コムスコアによると、サイバー・マンデーにデスクトップ・パソコンを通して行われた買物は18%増の17億4000万ドルだった。ブラック・フライデーは12億ドルで、こちらも月曜日が金曜日を上回った。
クレジットカード大手ビザによると、支払いでビザを使った5日間のオンライン売上高は30%増の78億ドルで、このうち米国のカードを使ったサイバー・マンデーの支出は28%増の26億ドルだった。
共同購入クーポン・サイト最大手グルーポンでは、ブラック・フライデーとサイバー・マンデーに過去最高の北米売り上げを記録した。ウォルマート・ストアズでもサイバー・マンデーに過去最大のオンライン販売を記録し、サイトでは5日間にページ閲覧数が10億件を超えた。
ただし、小売業界全体の業績はそれほど振るわず、市場調査ショッパートラックによると、感謝祭当日を除く4日間の売り上げは1%増の222億ドル、実店舗の客足は4%減の18億人にとどまった。アパレル店の来店者は9.4%増加したが、家電店は6.5%減少しており、事前にオンラインで検索し何を買うかを決めたうえで訪れる人が多かった。
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