強豪クラブへ待望の移籍 W杯へリスクも背負う本田

 【共同】ようやく本田が次のステップへ進む。10日の欧州CL後に「まだまだ成長すると思っている。(CSKAモスクワの)4年間を振り返ると満足できるものではなかった。気合を入れ直して頑張りたい」と展望を語っていた。新天地は日本代表のザッケローニ監督がかつて率いたACミランだ。

 昨年、香川真司がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に移籍した際には「僕自身もビッグクラブにふさわしい選手だと自覚している」と誇りをにじませた。待望の強豪クラブを振り向かせた要因は、日本代表としてイタリア代表とも対戦した6月のコンフェデレーションズカップでの奮闘だろう。バロテリらイタリア代表が所属するACミランは大志に見合う場と言える。

 一方でW杯ブラジル大会まで約半年という時期での移籍は少なからぬリスクも背負う。新しい環境に順応できずに出場機会をつかめなければ、試合勘を失ったままで大舞台を迎えることになる。

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