200人超が体調不良訴え アクリ社製品の農薬問題
- 2014年1月6日
- 日本発ニュース
【共同】マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)が製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、同工場製の食品を食べて体調不良や異臭などを訴えたのは、少なくとも30都道府県以上の200人超に上ることが6日、各自治体への取材で分かった。農薬との関連を調べている。
一方、マルハニチロは6日、顧客からの電話問い合わせが、問題を公表した昨年12月29日から今月5日までに延べ約45万5000件に上ったと発表。4日までに約111万パックの商品を回収したが、自主回収で想定している640万パックの約17%にとどまる。
各地の自治体によると、岐阜、静岡、愛知、三重4県の少なくとも男女50人が下痢や嘔吐の症状を訴えた。静岡県では、昨年12月に自主回収の対象商品を食べた5歳の子どもや高校生ら男女22人が嘔吐や腹痛、頭痛を訴えた。
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