憲法解釈変更へ論議加速 「靖国参拝説明したい」
- 2014年1月6日
- 日本発ニュース
【共同】安倍晋三首相は6日、三重県伊勢市での年頭記者会見で、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更や憲法改正の論議を加速させるべきだとの認識を表明した。昨年末の靖国神社参拝に反発する中韓両国に対し、理解を求めるため真意を説明したいと訴えた。今春には国民が収入増を実感する景気回復を実現する意欲を示し、原発の新増設は否定した。
憲法に関し「時代の変化を捉えて解釈の変更や改正に向け国民的な議論をさらに深めていくべきだ」と指摘。同時に「世界の平和と安定のためにこれまで以上に積極的な役割を果たす」と述べ、安全保障政策を充実させる考えを打ち出した。「中国、韓国を含む諸外国に丁寧に説明する。必ず理解してもらえると確信している」とも述べた。
靖国参拝について「真意を直接、誠意を持って説明したい。前提条件をつけずに首脳同士が胸襟を開いて話をするべきだ」と強調。首脳会談実現を目指す意向も示した。
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