セールスフォース、新たなモバイル製品を発表 〜 CEO自ら販促に注力
- 2014年1月15日
- ハイテク情報
クラウド基盤業務用ソフトウェア大手のセールスフォース(Salesforce.com)にとって、最も効果的な宣伝担当者はマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)だ。
ビジネスウィークによると、アマゾン(Amazon.com)のジェフ・ベゾスCEOやアップル(Apple)創業者の故スティーブ・ジョブズ氏と同じように、ベニオフ氏は自社技術への熱意や愛情を率直に表現することで知られる。
同社は、新たなモバイル製品を企業向けに市場投入するのにともなって、宣伝部長としてのベニオフCEOがその特技をいかんなく発揮している。
同氏は、気に入った製品や人物があれば、ことあるごとにそれららに触れて賞賛する。そして、同氏による賞賛には影響力がある。同氏は顧客企業の製品導入事例やそのほかのあらゆる機会について、気に入った製品やサービスをセールスフォースの顧客向け会議で紹介したり、自分のブログやツイッター、講演でも頻繁に触れる。
同社は先日、アプリケーション開発プラットフォーム群「セールスフォース1(Salesforce1)」を紹介する発表会をニューヨークで開いた。3000人が集まったその会場でベニオフ氏は、フィリップス(Philips)の電動歯ブラシ「ソニケア(Sonicare)」や、身体の活動量を計測するフィットビット(Fitbit)の製品、トヨタ自動車によるセールスフォース・サービスの応用例を紹介した。
セールスフォース1はモバイル対応パッケージで、利用者は製品やアプリケーション、各種機器をインターネットに接続し、それらから得られるデータを顧客サービスの向上に役立てることができる。
ベニオフ氏によるそういった広報活動によって、同社はアマゾンやオラクルに対する競争力強化にさらに注力する。
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