新たに火星の水環境確認 NASA、別の探査車も

 【共同】2004年から火星で活動している無人探査車「オポチュニティー」を使って、数十億年前に生命活動に適した水環境が存在した可能性がある場所を新たに発見したと、米航空宇宙局(NASA)のチームが24日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 12年に着陸した探査車「キュリオシティー」は別の場所で微生物などの生命を育んだ可能性がある太古の湖の跡を見つけている。NASAは20年にも新たな探査車を打ち上げ、かつて生命が存在した直接の証拠となる有機物を地中などに探す計画だ。

 オポチュニティーは約37億年前の隕石衝突で形成されたクレーターの周縁部で、衝突以前のものとみられる粘土質の岩石を確認。チームは岩石の成分を分析し、火星を周回する探査機の観測データも合わせ、塩分濃度が低く生命活動に適した水との相互作用でこの岩石ができたと結論付けた。

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