田中獲得もさらに強化へ 抑えに不安残すヤンキース

 【共同】大リーグ、ヤンキースは田中を7年総額1億5500万ドル(約158億円)で獲得するなど今オフは約5億ドルの補強費を投入している。それでも、キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)は「万全という言葉は使いたくない」と、さらなる戦力強化に乗り出す可能性を示唆している。

 不安を残すのが、昨季限りでリベラが引退し、不在となった抑え投手だ。メジャー歴代1位の通算652セーブを記録した絶対的存在の後任探しは重要課題だったが、野手と先発投手の補強が優先され、有力選手を加えられていない。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)によると、スタインブレナー共同オーナーは「ここまで莫大なお金を使ってきた。現状で彼しかいない」と中継ぎのロバートソンを指名。28歳の右腕は4年連続で60試合以上に登板し、球威もある。ただ、一昨年に負傷したリベラの代役を務めたときは好結果を残せなかった。

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