ハイテク探知機も海域へ マレーシア航空機の捜索

 【共同】3月8日にインド洋南部に墜落したとされるマレーシア航空機の捜索で、オーストラリア海軍の艦船が31日、米海軍提供のブラックボックスを探知できるハイテク機器を積んで豪西部パース沖へ出発。自ら信号を発するブラックボックスのバッテリーが切れる約1カ月の期限をにらんだ捜索になる。

 米海軍が提供したのは、エイのような形をしたえい航式の探知機と、音波探知機(ソナー)を備えた無人潜水艇。探知機は近距離でなければ信号を感知できず、ケーブルで引っ張る艦船は非常にゆっくりした速度で航行する必要がある。潜水艇も高い精度で探査できる範囲は限られている。

 米海軍幹部は「水中での捜索の前に残骸を発見することが重要だ」と述べ、墜落地点の絞り込みが必要と強調した。

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