東電、2億8000万ベクレルに修正 昨年8月の汚染水漏れ
- 2014年4月11日
- 日本発ニュース
【共同】東京電力は11日、福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、修正した測定値を発表した。昨年8月にタンクからの漏えいが発覚し、当時1リットル当たり8000万ベクレルと発表した汚染水は、2億8000万ベクレルと大幅に上方修正した。
この時の漏えい量は約300トンで、一部が外洋に流出、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目に当たる「レベル3」とされた。
当時の試料は残っていなかったが、理論式に当てはめて濃度を算出。東電はこの結果を11日に開かれた原子力規制委員会の作業部会に提出した。同部会は今後、修正値が適正かどうか検討する。
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