国際刑事裁が国連に苦言 「逮捕状の大統領と会談」

 【共同】国際刑事裁判所(ICC)検察局は17日、逮捕状が出たものの、拘束に至っていないスーダンのバシル大統領と国連高官が会談したことに苦言を呈する報告書を、国連安全保障理事会に提出した。

 ICCは2009年、ダルフール紛争をめぐる戦争犯罪などでバシル氏に逮捕状を発付した。ICCによると、国連のエリアソン副事務総長は今年1月、バシル氏と「長時間の会談」を行った。

 検察局は報告書で「国連が親しげに接することが(バシル氏らの)自己正当化に利用される高いリスクがある」と指摘。逮捕状が出ている人物との会談は、職務執行のため不可欠な場合に限定すべきだとくぎを刺した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る