期限切れ鶏肉問題 食の安全に対策後手 中国依存が拍車

 【共同】期限切れ鶏肉を使用した中国の食品会社から食材を仕入れていたのが、日本マクドナルドとファミリーマートだった。2008年の中国製ギョーザ中毒事件以降、信頼回復に取り組んできた日本の食品・流通業界だが、再び食の安全を脅かす結果になった。日本は食材の多くを中国に依存しており、企業対応や検査体制は後手に回っている。

 ファミリーマートの中山勇社長は23日朝、東京・池袋の店舗で記者団に囲まれた。定食チェーンと連携し、3年がかりで実現した新業態店舗のお披露目だったが、記者の質問は中国からの鶏肉輸入問題に集中した。

 「チェック体制に不備はないと思っていた。(取引相手の)経営サイドの信頼性に頼るしかない」。中山社長は悔しさを隠しきれない様子で説明に追われた。ファミリーマートと取引を仲介した伊藤忠商事はことし3月以降、中国の現地工場を視察した。安全性の確認を進めてきただけに、どうすれば再発を防げるのか課題が残る。

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