危険ドラッグ摘発2.5倍 昨年1年上回る128件
- 2014年8月1日
- 日本発ニュース
【共同】全国の警察が今年1〜6月、危険ドラッグに絡んで摘発した事件は128件で、昨年同期の2.5倍に急増したことが1日、警察庁の集計(暫定値)で分かった。昨年1年間の125件を既に上回り、統計を取り始めた2012年以降で最多となった。
今年4月施行の改正薬事法で所持や使用が禁止され、同法違反容疑での摘発が増加したほか、関連する交通事故も相次いだためだ。厚生労働省研究班の推計によると、国内で使ったことがある人は約40万人に上り、危険ドラッグのまん延による事件や事故を防ぐため、政府はさらなる対策が求められる。
6月に東京・池袋で吸引後に男が車を運転して暴走し、1人が死亡、7人が重軽傷となった事件を含め、危険ドラッグをめぐる交通事故の被害者は死者が3人、重軽傷者が51人だった。昨年は1年間の重軽傷者が41人で、死者はいなかった。
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