Aアクスル、デトロイトにR&D拠点建設
- 2014年8月5日
- 米国ビジネス
自動車部品大手アメリカン・アクスル&マニファクチャリングは、ミシガン州デトロイト市にある本社の隣に研究開発(R&D)センターを建設する。デイビッド・ダウチ最高経営責任者(CEO)が4日、同州トラバースシティで開かれた業界の年次会合で明らかにした。
ウォールストリート・ジャーナルによると、総工費は最高2000万ドル。年内に着工し、数年かけて建設。開設後は75〜100人を雇用する。
同社R&Dセンターの開設は部品業界の継続的な回復を象徴している。サプライヤー各社の経営破綻が相次いだ業界は、最近の市場の目覚ましい回復で蓄えた資金を事業や企業買収に投資している。
独ZFフリードリヒスハーフェンの場合、約120億ドルを投じて米TRWオートモーティブの買収協議を進めている。米デルファイ・オートモーティブも、自社事業強化に向けた買収を模索している。自動車用皮革製造大手の米イーグル・オタワは、ハンガリー・ソルノクを中心に欧州拠点の拡張に1000万ドルを投資。タイヤ大手の米グッドイヤー・タイヤ&ラバーなども、最新四半期は好業績を記録している。
アメリカン・アクスルのダウチ氏は講演で、自動車メーカーによる車体軽量化の努力を支えると同時に、アクスル(車軸)やドライブトレイン、変速機部品の改良をセンターで進めたいと述べた。
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