核の非人道性、今年も訴え 国連委で声明、日本賛同
- 2014年9月29日
- 世界のニュース
【共同】10月の国連総会第1委員会(軍縮)で、核軍縮推進を求める有志国が今年も共同声明を出し、核兵器の非人道性とその不使用を訴える見通しであることが29日、分かった。同趣旨の声明は5度目。日本政府筋によると、日本も賛同する方向で調整している。
昨年は、米国の「核の傘」の下にある日本が初めて賛同に転じるなど、過去最多の125カ国が共同声明に名を連ねた。今年はそれを超えられるかどうかが焦点で、来年4月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け、核軍縮機運を高めるのが狙い。
共同通信が入手した声明案は、ことし12月にオーストリア・ウィーンで開かれる第3回「核兵器の非人道性に関する国際会議」について「参加は全ての国にとっての利益になると確信する」と指摘、米国やロシア、中国など核保有5カ国にも参加を促す内容だ。過去2回の会議に5カ国は欠席した。
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