建屋カバー解体作業に着手 17年度プール燃料取り出し

 【共同】東京電力は22日、水素爆発で大破した福島第1原発1号機原子炉建屋に設置していた建屋カバーについて、解体に向けた作業に着手したと発表した。解体後、建屋上部に残るがれきを撤去し、2017年度中に使用済み核燃料プールに保管されている392体の燃料取り出し開始を目指す。

 建屋カバーの解体は、廃炉作業で最難関となる溶融燃料の取り出しに向けた第一歩にもなる。

 東電によると、22日午前7時すぎ、遠隔操作のクレーンでつり下げた機器を使い、カバーの屋根部分に穴を開けて放射性物質の飛散防止剤を建屋に散布する作業に着手した。この日の作業では全部で6枚ある屋根部分のパネルのうち1枚で8カ所に穴を開け、飛散防止剤約4000リットルを散布した。

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