飛行再開は来年夏以降 ロケット事故で米企業

 【共同】国際宇宙ステーションの無人補給機「シグナス」を載せたアンタレスロケットの打ち上げ事故で、開発元のオービタル・サイエンシズは29日、シグナスの飛行を再開できるのは早くても来年夏以降との見通しを示した。

 同社のトンプソン社長が記者会見で明らかにした。来年4月に予定する次回打ち上げが遅れるのは避けられないとした上で、原因究明や再発防止策に伴う遅れは「早ければ3カ月ほどとみているが、年単位にならないことを願う」と述べた。

 同社と米航空宇宙局(NASA)はバージニア州にあるワロップス飛行施設で調査を開始。同社によると、ロケットの爆発炎上で発射場に深刻な被害はなかった。

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