同性愛者であることを「誇りにしている」 〜 アップルのクックCEOが公表

 アップル(Apple)のティム・クック最高経営責任者(CEO)は10月30日に、自身が同性愛者であることを「誇りにしている」と公言した。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、クック氏(53)が同性愛者であることは、社内や、アップルを追っている技術業界専門家らの一部では以前から知られていた。また、クック氏が同性愛者だといううわさも何年か前からあったため、今回の告白で驚いた業界関係者はほとんどいない。

 それでも、アップルほどの巨大企業のCEOが同性愛者であることを公表することは、米国でも異例と言える。フォーチュン500社のなかでCEOが同性愛者であることを公表したのは同氏が初めてだ。

 クック氏は、自身が性的指向の少数派であることでさまざまの少数派の意味をくみ取ることができ、人生が豊かになる、と話すとともに、同性愛者や同性結婚に対する理解が深まることを期待する、と述べた。

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