「事前にワクチン開発を」 熱帯病、エボラ教訓に

 【共同】貧しい国の子どもへの予防接種普及に取り組む国際的な官民共同事業体「GAVIアライアンス」(スイス)のセス・バークレー事務局長が6日までに共同通信のインタビューに応じ、熱帯地域で広がるさまざまな感染症について、エボラ出血熱を教訓に、流行前にワクチン開発を進めておくべきだと訴えた。

 西アフリカで感染拡大しているエボラ出血熱に対して、急ピッチでワクチン開発が進んでいる。バークレー氏は「技術的に開発可能なのに、熱帯に限った病気として先進国ではワクチンへの関心が低かった」と指摘。「事前に備えておけばもっと余裕をもって対応できただろう」と述べた。

 地球上には購買力の弱い発展途上国で流行し、製薬会社が薬やワクチンの開発に乗り出さない「顧みられない病」が数多くあるとし「必要とする人々に既存のワクチンをきちんと届ける支援とともに、利益を生みにくいタイプのワクチン開発を前進させる責任が先進国にはある」とした。

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