北朝鮮外務次官が北京出発 シンガポールで米と接触へ

 【共同】北朝鮮の6カ国協議首席代表を務める李容浩外務次官が16日、訪問先の北京から空路、シンガポールへ向かった。シンガポールで18〜19日の日程で米国の元当局者と意見交換するとみられている。

 米朝はソニー映画子会社へのサイバー攻撃に伴い対立が先鋭化。日米韓3カ国は6カ国協議再開に向け今月下旬に首席代表会合を東京都内で開催する方向で調整しており、北朝鮮側には元当局者との接触を通じ、米側の出方を探る狙いもありそうだ。李氏は出発前、北京国際空港で報道陣の取材には答えなかった。

 李氏には、チェ・ソンヒ外務省米州局副局長が同行。米側からはボズワース元北朝鮮担当特別代表やデトラニ元朝鮮半島担当大使らが出席する見通し。

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