宗教対立、改善を要請 米ミャンマーが人権協議

 【共同】マリノウスキー米国務次官補(民主主義・人権・労働担当)は16日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで記者会見し、同国で続く宗教対立が「国を危険にさらしている」とし、ミャンマー政府に状況改善を要請したことを明らかにした。マリノウスキー氏は14〜15日、ミャンマー政府側と人権問題について協議していた。

 ミャンマーでは2012年以降、国民の大多数を占める仏教徒とイスラム教徒の衝突が相次いだ。マリノウスキー氏は、宗教による国民の分断について「まさに火遊びだ」と強調。テイン・セイン政権が議会に提出した仏教徒女性と異教徒の結婚を規制する法案についても、国際規範とかけ離れていると批判した。

 リチャード米国務次官補(人口・難民・移民担当)も16〜19日に宗教対立で多数の避難民が出ている西部ラカイン州を視察するという。

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