「私は健二」ビルに映写 NY、友人らが解放訴え

 【共同】中東の過激派「イスラム国」とみられるグループが拘束している後藤健二さん(47)の友人らが27日、後藤さんへの連帯を示す人たちの写真をニューヨーク市マンハッタン中心部のビルの壁に映写し、解放を訴えた。

 友人でニューヨーク在住の映像プロデューサー西前拓さん(52)=大阪市出身=が中心となって実施。西前さんは、殺害予告の直後から「I AM KENJI(私は健二)」と書いた紙を持つ自分の写真をフェイスブックに投稿するよう呼び掛け、世界中から数千枚が寄せられたという。

 寒空の下、西前さんらは寄せられた写真を映写機で次々と映し出し、仕事仲間らと共に「私たちはみんな健二だ」「健二を解放せよ」と訴えた。写真に見入るニューヨーク市民の姿も見られた。

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