シリア戦況、足踏み状態 決め手欠く米、有志国

 【共同】人質事件の関与が疑われる過激派「イスラム国」の拠点があるシリア北部では、米軍など有志国とイスラム国の戦況は足踏み状態が続いている。有志国はシリアでの空爆の大半を集中させ、北部での局地戦では勝利したが、戦略的な決め手に欠く。

 米シンクタンクの専門家は、有志国側がイスラム国から死守したシリア北部の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)について「イスラム国を封じ込める能力を示す象徴」と説明。「戦略的重要性とは関係がない」と言い切る。

 米メディアによると、有志国は昨年9月以降、シリア側のイスラム国に千回近い空爆を実施した。うち75%がコバニを防衛する目的で行われたという。米軍は今月26日、コバニの90%を「イスラム国に対抗する勢力」が支配していると発表した。

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