トヨタ、ヴェンザの生産停止
- 2015年3月4日
- 自動車関連
トヨタ自動車は、かつて米国市場で積極的に売り込んだクロスオーバー車ヴェンザの生産を停止する。
オートモーティブニュースによると、同社のベストセラー乗用車カムリと同じ車台を使うヴェンザは、2009年の初年は5万4410台を売り上げたものの、その後記録を更新することはなく、昨年の販売台数はカムリの月間販売台数とほぼ同じ2万9991台にとどまり、この1月は2105台だった。
ヴェンザはケンタッキー州のジョージタウン工場で生産されているが、トヨタはこのほど、6月には米国向けの生産を終了すると発表した。輸出向けのヴェンザは2017年9月まで生産を続ける。
ジョージタウン工場では、今年後半にレクサスESセダンの生産が始まる。ESは米国で初めて組み立てられるレクサス車であり、ヴェンザ以上の台数が生産されることは確実だ。同工場ではカムリ、アバロン、両モデルのハイブリッド版も生産されている。
ミシガン州アナーバーのトヨタテクニカルセンターで開発されたヴェンザは、広さとSUVの機能性、ワゴン車のような外観を備えた中型クロスオーバー車として投入された。オレゴン州ザ・ダレスでトヨタ車販売店を所有するデイビッド・グリフィン氏は、ヴェンザについて「良い車だが傑出した車ではなかった」と話した。
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