家計動向の分析が必要 ニューヨーク連銀総裁
- 2015年3月4日
- アメリカ発ニュース
【共同】ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は4日、ニューヨークでのイベントであいさつし「家計部門で何が起きようとしているのか理解し、(先行きを)予想できることが、米経済の強さを測る上で重要だということを金融危機は明らかにした」と述べ、家計動向の調査・分析強化が適切な金融政策運営には必要だとの見方を示した。
総裁は「われわれの政策は家計に対する刺激を変化させる狙いがあり、どのように家計の金融上の決定に影響していくのか判断できることが重要だ」と強調。中でも学費を融資する学生ローンは、残高がクレジットカードローンを上回るなど規模を拡大しており、信用供与の形態として「社会においても家計においても重要度が高まっている」と指摘した。
家計が中等教育終了後の教育資金をどのように賄うかが、全体としての経済成長や格差の問題に大きな影響を与えることが分かってきていると説明。学生ローンの貸出額が増大し、延滞率も上がると、家庭を持つ人が少なくなり、住宅所有も抑制すると述べた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ