NTTコム、データ・センターを追加 〜 子会社がサクラメントに三つ目を開設
- 2015年4月21日
- ハイテク情報
NTTコミュニケーションズの子会社レイジングワイヤー・データ・センターズ(RagingWire Data Centers)は、カリフォルニア州サクラメントに新たなデータ・センターを開設した。
ビジネス・クラウド・ニュースによると、カリフォルニア州ではこのところ、中国アリババ(阿里巴巴)やタイム・ワーナー(Time Warner)、エクイニックス(Equinix)といったクラウド事業を拡大しようとする企業の動きが相次いでおり、レイジングワイヤーもその一社と言える。
レイジングワイヤーの新しい施設は、「カリフォルニア・サクラメント3(CA3)」と呼ばれ、敷地面積18万平方フィート、電力容量14メガワットで、サーバー室の面積は7万平方フィートに上る。
同社は、サクラメントに面積50万平方フィートのデータ・センター・キャンパスを持っており、CA1とCA2の二つのデータ・センターが置かれている。そこに隣接するCA3はそれらに完全に統合されている。敷地面積が計68万平方フィートになる同キャンパスは州内最大だ。
「CA3は、当社の米国市場拡大の次なるステップであり、NTTコミュニケーションズの世界的なポートフォリオの拡大にとって新しい構成要素だ」と、レイジングワイヤーの設立者で会長兼最高経営責任者(CEO)のジョージ・マクリコスタス氏は語っている。
NTTコミュニケーションズは、子会社の所有資産も含めて世界に130以上のデータ・センターを持っている。同社は2014年1月にレイジングワイヤーの80%の株式を取得した。
CA3は、おもにサンフランシスコ湾岸地域およびシリコン・バレーの企業顧客を対象とした施設と位置付けられる。
「レイジングワイヤーは、NTTコミュニケーションズ・グループにとって戦略的な企業となっている」とNTTコミュニケーションズの有馬彰社長は話す。
NTTコミュニケーションズ・グループでは、クラウド事業を強化するために、傘下のNTTアメリカ(NTT America)とベリオ(Verio)を4月1日付けで合併し、NTTアメリカを存続会社、ベリオを解散会社としている。
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