グーグル、ロボット群のクラウド管理を目指す 〜 制御システムで特許を取得

 グーグル(Google)は、クラウドを活用して多数のロボットを制御する技術の米国特許を先日取得した。グーグルは同特許を2013年2月に出願していた。

 コンピュータワールドによると、同特許は、複数のロボットに対して任務指示を送信し、その任務を完了する能力を監視するための方法とシステムに関連するもの。

 指示はクラウドを経由してロボットに送られ、また、ロボットの作業状況や機能についてのデータもクラウドに保管できる仕組み。換言するなら、ロボット群のクラウド一元管理システムとも言える。

 「グーグルにとって非常に重要な特許と言える」「どの任務をどのロボットに送るのが最善かを見極めたうえで、複数のロボットに対して作業をどのように分配するかを決定する部分にかかわる」と、モア・インサイツ&ストラテジー(Moor Insights & Strategy)のパトリック・モアヘッド氏は説明する。

 グーグルは近年、ロボティクスに関する非常に強い関心を示し、2013年末から2014年初頭にかけて約10社のロボティクス企業を立て続けに買収している。また、ロボットの「性格」を所有者や利用者がプログラムできるようにする技術に関しても同社は特許を取得したばかりだ。

 その特許では、ロボットが顔認識や音声認識を通じて利用者を識別し、複数の利用者に対して異なる性格で接することができる。

 「グーグルは、武器商人が武器を集めるかのように、多数のロボティクス関連特許を集めている。特許は重要な資産であり、販売やライセンス提供の対象として交渉の材料にすることもできる。ロボットは、グーグルが研究開発で重点を置いている分野の一つだ」とモアヘッド氏は話す。

 ZKリサーチ(ZK Research)のゼウス・ケラバラ氏は、複数のロボットを使いこなす今回の特許技術が、ロボットの使い道を広げるかもしれないと見ている。「個別の作業をするだけでなく、チームワークが必要な作業にもロボットの市場を拡大する」と同氏は述べた。

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