ドル高、海外景気がリスク IMF、米経済を審査
- 2015年7月7日
- アメリカ発ニュース
【共同】国際通貨基金(IMF)は7日、米国経済に関する年次審査の報告書を正式発表した。緩やかな経済成長が続くと予測する一方で、ドル高や海外景気の動向を景気の勢いを鈍らせるリスクに挙げた。
物価変動の影響を除いた国内総生産(GDP)の実質成長率は2015年を2.5%、16年を3.0%と見込んだ。雇用情勢の改善や米連邦準備制度理事会(FRB)のゼロ金利政策などが景気を支えると指摘した。
ただ、ドル高が加速すれば、輸出が減り、雇用情勢の改善が足踏みする恐れがあると説明。輸入品価格が下がり、物価上昇の重荷になる可能性にも言及した。
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