フェデックス、17年からバイオ燃料使用

 貨物運送大手フェデックスは、2017年から小包輸送にレッド・ロック・バイオフューエルズ(コロラド州)のバイオ燃料を使用する。

 リニューアル・エナジー・ワールドによると、レッド・ロックは、貨物航空フェデックス・エクスプレス部門向けに再生可能な低炭素ジェット燃料を年間約300万ガロン生産する。契約は24年までで、17年から納入を始める。これでレッド・ロックのジェット燃料のほとんどを、サウスウェスト航空とフェデックスが購入することになる。

 レッド・ロックは今秋、農務省、エネルギー省、海軍から7000万ドルの補助金を受けてオレゴン州レイクビューで最初の精製所建設に着工する。同施設では年間14万トンの木質バイオマスから1500万ガロンの再生可能なジェット燃料、ディーゼル燃料、ナフサ燃料を生産する予定。

 同社の生産工程は、炭素の排出量を減らすだけでなく、森林周辺の無駄な木質バイオマスを減らすことで西部の森林火災を減らす効果も期待される。

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