英航空会社イージージェット(EasyJet)は10日、LED(light-emitting diode)電球と検知器群が埋め込まれた新たな制服を発表した。
Cネット誌によると、1995年に創設された低価格航空会社のイージージェットは、創業20周年を祝う一環として、整備士や乗務員の制服に各種の身体装着型機能を組み込むことで、業務上の安全性や効率性の向上を図る。
同社は、年間の旅客数で英国最大手。
新制服にはマイクロフォンが内蔵されており、操縦士や整備士、客室乗務員らがいつでも簡単に連絡を取り合えるようにする。また、乗務員用制服の肩の部分には、小さなLED電球群が埋め込まれ、便番号と行き先が表示される。LED電球は緊急時の非常灯としても機能する。
一方、整備士らの制服には、反射板とLED電球が内蔵され、滑走路で働いている際に電灯を掲げることなく、人がそこにいることを操縦士やそのほかの関係者たちに知らせることができる。さらに、内蔵ビデオカメラもついており、画像を映写することで整備上の問題点を映像によって知らせ合うことも可能になる。
そのほか、大気質検知器群や圧力計も内蔵され、整備士らはそれによって自分たちの職場環境を常時監視でき、都市別の空港付近大気質地図を作成することもできる。
イージージェットはそれらの新制服を2016年初めに試験的に導入し、実用性や効果を検証する。
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