トランプ氏、勢い衰えず クリントン氏に不安も 15日予備選ヤマ場に
- 2016年3月9日
- アメリカ発ニュース
大統領選の共和党指名争いは8日、予備選や党員集会が開かれた4州のうち、実業家トランプ氏(69)が中西部ミシガン、南部ミシシッピ、ハワイの3州で勝利、クルーズ上院議員(45)が西部アイダホで勝利した。党主流派はトランプ氏の指名獲得阻止へ組織的な攻撃を仕掛けているが、トランプ氏はさらに勝利を重ね、衰えぬ勢いを示した。
民主党はミシガン、ミシシッピの2州で予備選を実施。大票田のミシガンではサンダース上院議員(74)が予想を覆してクリントン前国務長官(68)を抑え、1勝1敗。クリントン氏の優位は揺るがないとみられているが、本選を見据えると不安を残す結果となった。支持層が白人に偏っていたサンダース氏が人種差別解消の訴えなどで、黒人に浸透し始めたとの分析も出ている。
次のヤマ場は大票田の南部フロリダなど重要州の予備選が集中する15日。特に共和党はトランプ氏が指名獲得への流れを固めるのか、7月の党大会までもつれ込むのかの分かれ目となりそうだ。(共同)
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