日本国際賞に米3氏 環境保全や半導体分野
- 2013年1月30日
- 日本発ニュース
【共同】国際科学技術財団は30日、科学技術の進歩に寄与した研究者をたたえる2013年の日本国際賞を、海洋環境保全に貢献したジョン・グラッスル、ラトガース大名誉教授(73)ら米国の3人に贈ると発表した。
グラッスル氏は「生物生産、生命環境」分野の受賞。ほかの2人は「物質、材料、生産」分野で、半導体製造の微細化や高速化を実現させたグラント・ウィルソン、テキサス大教授(73)と、米国籍でサウジアラビア・アブドラ国王科学技術大のジャン・フレシィエ副学長(68)。
グラッスル氏は、海の生態系を調査するプロジェクト「海洋生物センサス」の立ち上げを主導し、海洋環境を守る基礎を地球規模で築いたと評価された。ウィルソン氏らは、半導体上に微細な回路を作るのに必要な材料を開発し、情報化社会の発展に貢献した。
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