尖閣で偶発的衝突懸念 米高官、冷静対応求める

 【共同】キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は29日、日本と中国が対立する沖縄県・尖閣諸島をめぐり「偶発的衝突が起きかねない状況が生まれており、そうなれば地域全体にひどい結果を招くことになる」と懸念を表明し、日中両政府に冷静な対応を求めた。

 ワシントン市内での討論会に出席したキャンベル氏は「日中が(尖閣周辺の)海上ではなく、外交で今すぐ行動することを望む」と強調。公明党の山口那津男代表が訪中したことなどを念頭に、要人交流を通じた緊張緩和に期待を示した。

 また、オバマ政権のアジア最優先戦略について「中国封じ込めの意図はない」としながらも、中国軍が海洋進出を活発化させれば、必然的に米軍と向き合う機会が増えると指摘。不測の事態が起きないように米中間で海上でのルールを話し合う必要があると述べた。

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